Guests speak

Virtual Guests(お客様)の方へ

レベル別の話題


親睦会等でおしゃべりするトピックを参考までにいくつか挙げてみます。
  • 基礎・初級レベル
    身近な話題が中心です。
    趣味、食事(朝ごはん、昼ごはん、晩ごはん)で何を食べて飲むか、好きな映画、和食で好きな食べ物、嫌いな食べ物、等。
    このレベルでは、敬語には関与しません。学習者は、日本人といっしょにいるだけで、緊張しがちです。さらに、聞き間違い、言い間違い、早とちり、等がよくあります。例えば、水曜日を日曜日と、午前を午後と、寒いを冷たいと、等。したがって、「朝ごはんを、午後7時食べました。水曜日は休みです。」等の表現がありえます。2、3人の学習者がいる場合、ときおり、寡黙になりがちな方がでてきます。その方たちも、参加してもらうようにしましょう。
    まず、「わかる日本語」からスタートして、リラックスしてもらいましょう。話し終わって、「今日はだいぶ分かった。これなら、次回もいけそうだ。」と自信をもたせて、次回につなげましょう。

  • 中級
    少し掘り下げた身近な話題(広く浅く)
    ほっとする食べ物、休日の過ごし方、日本語を勉強するきっかけ、日本で好きな都市、等
    日本に何回も行って、上級をめざそうと努力している最中。不自然な日本語がよくあります。(例:先生、コーヒー飲みたいですか。来週のレッスンはキャンセル。私のパーティーに来たいですか。)あまりにも不自然な時には、「それは、ちょっと失礼かな。」ぐらい言ってもかまいません。ころんでも、必ず立ち上がってきます。

  • 上級レベル
    上級レベルの学習者はみなさん、タフです。一般的に、「日本語上の悪い癖」をもっている場合が多く(本人はそれに気づいていないーなぜなら、「すごい!ペラペラ」とほめられつづけて、それを指摘されたことがないから。)(実際の例ですが、日本語をかなり上手に話すオーストラリアの女性が、椅子を「席」と理解していました。飛行機で日本へ行くときにフライト・アテンダントに、「すみません、私の椅子がみつからないんですが、、、」と。さらに「かしこまりました。=理解しました。」と勘違いし、文法等の説明で理解した後、頻繁に「かしこまりました」を。「不自然な日本語」は時々、軽く指摘し、的確な表現を提示してください。しかし、キーポイントはレッスンではなく、おしゃべり会ですから、楽しく展開してください。
    話題は、学習者レベルに合わせて(上級者でもいろいろなレベルがあります)、自由に自然に、展開してください。ゲストのお友達が興味ある話を始めたと仮定してください。それを、普通に、発展させてください。

ゲストとしての心構え

  • 簡単な話題から始めましょう。-学習者は、安心します。
  • 目的は、Virtual Japanの再現です。したがって、ゲストの方がお住まいになっている街に、学習者が来たと仮定してください。その仮定で、みなさんがが考える「やさしい日本語」で話しかけてください。
  • 学習者が英語を話し始めそうになったら、「日本語で、がんばりましょう。」と、がんばらせてください。
    ゲストは、終始、日本語だけで話してください。
  • 基礎・初級レベルでは、日本語だけですと、5分と間が持たないことがよくあります。話題・語彙が極度に限られているためです(自己紹介、趣味等)。その場合でも、「英語」は禁句です。5分で尽きたら、それで終了です。学習者は、こんどは、10分にしようと次回へむけてがんばります。
  • 表現Xが理解されなければ、表現Yで試してください。
  • 理解しあえることがキーポイントです。文法、発音等での「間違い」は、コミュニケーションに問題がなければ、そのままにしておきましょう。(上級以外は)。
  • 学生の発話でそれが理解できない場合でも、他の表現等で言い直して、発話の意味を確認するのもいいアイデアです。

学習者のタイプ

  • Challenger-既習の日本語をベースに、新しい語彙、構文を、躊躇することなく、吸収していきます。失敗(聞き間違い、言い間違い、早とちり等)を繰り返しながらも、ついには制覇する意気込みです。
  • Mr Ishibashiー常に完全無欠な日本語が理想で、自信のある既習の日本語を中心に展開していきます。英語でのメモを取り、納得したうえで、一歩一歩進めていきます。発話する前に、正しいかどうか(石橋をたたいて渡るがごとく)確認することがあります。
  • Challenger Ishibashi – challengerでもあり、ときには Mr.Ishibashiでもあり、両方がミックスしたタイプです。